晴れて社会人となり、親元を離れて赴任先で1人暮らしが始まると、食生活が乱れたり、運動不足に陥ってしまうケースが少なくないようです。例えば、オフィス街でのランチは上司主導で好きなメニューを選べないこともあるでしょう。また、交際費がかさむと、予算オーバーを調整すべく、自宅での食事が粗食となる人もいるかもしれません。しかし、栄養が偏ったり、消化器系に過度な負担をかけてしまうと健康に影響が出てしまいます。
それから、学生時代に熱心に運動をしていた人が、ピタリとその機会を失い、日々デスクワークに追われた毎日を送ると、体調を崩してしまうこともあるようです。先述の偏食と併せて慢性的な運動不足に陥ってしまうと、成人病のリスクだけでなく、精神的なストレスの蓄積にもつながってしまいます。こうしたことが原因となって大病にかかると、夢と希望を持ってスタートした社会人生活に支障が生じてしまいますので、心当たりのある方は、なりらかの健康習慣を実践しましょう。
ちなみに、その際ポイントとなるのが、無理なく楽しんで継続できる習慣にすることです。デスクワーク中心で運動不足が気になるの場合は、朝の通勤の歩行距離を意識的に長目にしたり、帰宅後の体操やストレッチを習慣化するなど、無理のない方法で実践することです。また、自宅での食事に関しても、せめて炊飯器でご飯を炊き、カット野菜や簡単調理が可能なおかずを調達するなど、完全な買い食い一辺倒とならない工夫をしましょう。ただし、サプリメント類に過剰に頼る形で、一時的な元気を取り戻そうとする習慣は、できるだけ避けてください。